紹介
2009年 07月 12日
町田康さんの著書。
おもしろおかしく書かれていますが、とっても大事なことが書かれています。
私は、実は猫より犬派でした。ほんの数年前までは。
ですが、とある猫ブログを知ってからというもの、猫が大好きになりました。
そして、いつしか猫と暮らす日々を夢見るようになりました。
はると出会ったのは、偶然で、「急遽」という言葉に相応しく一緒に生活をすることになりましたが、
同居人である相方と、よくよく相談しましたし、(いいことばかりではない、という念押し付き)
アレルギー体質である私たちに、症状悪化が見られれば、すぐに引き取ってくれるという
彼の両親からの協力を得てのことでした。
幸運なことに、私達に生活に支障を来たすほどのアレルギー症状はなく、
仲良く暮らしています。
話がずれましたが、上記の著書の中に、とある動物愛護相談センターについて記述されています。
そこに持ち込まれた主に犬猫は、里親が見つからなければ「殺処分」されるということ。
犬の場合はガス室。猫の場合はなんと、生きたまま袋に詰められ焼却処分されるというのです。
持ち込まれる動物達の中には、飼い主に連れて来られる場合も多く、その理由が
「引越しをするから。」「子どもが飽きたから。」「病気になったから。」
「もう十分に楽しませてもらったから。」
などという、あまりに人間の身勝手で一方的な理由で、一緒に暮らしてきた彼らを
処分しろと持ち込んでくるというのです。
(ちなみに、それには私たちの税金が使われているのです!
それより去勢・避妊手術の助成金に回したらいいのに!!)
信じられません。激しい憤りを感じます。
彼らは飼い主を信頼しきっていて、微塵も疑うことなく連れて来られたのです。
彼らは飼い主を選ぶことができません。
人間の個々のそれが尊ばれるように、
動物の命もかけがえのないたったひとつのものです。
人間には、家族も友達も恋人もいますが、ペットには飼い主しかいないのです。
飼い主を信じて頼るしか、生きていくことができないのです。
一度、自分と生活を共にしよう、と決めたのなら最後まで愛情を持って暮らして欲しいです。
病気になったら面倒が見られない、というのならワクチンを打ってください。
猫のワクチンというのは日本では浸透しきっていないようですが、室内飼いでも必要です。
人間は外に出るのですから、媒体となります。
ワクチンでは防ぎきれない病気もありますが、ちょっとでもおかしい、と感じたら早めに病院に連れて行ってあげて欲しいです。医療費を心配して放っておくほうが、あとで自分もペットも苦しみます。
私たちは、はると仲良くずっと暮らしていけるように躾も怠ってはいません。(成果は別として。)
子どもが猫を拾ってきたら
「うちでは飼えないから戻して来なさい。」と言うのではなく、
まず里親を探してあげて欲しいです。
町田康さんも著書の中で白状されていますが、私も同じ利己主義者でした。
猫ボランティアさんたちが、次から次へと野良猫などを保護し、
何十匹と世話をし、治療を行っているのを見たり聞いたりしては
「うへー、大変やなあ。猫は好きやけど私にはできない。その人たち、前世は猫やったんちゃうやろか。」
などとほざいていたものです。
また、野良猫は野良猫として自由に生きていたほうが幸せなんじゃ・・・とか思っていました。
ですが、飼い猫の寿命が15~20年なのに対し、野良はほんの3~5年というではありませんか。
いかに野良生活は過酷かということです。
(はるも、兄弟猫と引き離されて可哀相なことをした・・・と罪悪感がありましたが、
今は楽しそうに暮らしています。)
生活を犠牲にしてまで尽力されているボランティアの方々に対して、本当に失礼でした。
すみません。
私は今でもそこまではできる自信はありません。人に身勝手に勧めることもできません。
でも、何かひとつでもできることがあれば、と思います。
私が猫を好きになったきっかけをつくってくださった猫ブログの飼い主さんは、
「私のブログを見て、猫好きが増えると嬉しいです。そうすれば、幸せな猫も増えるでしょう。」
といったことを以前、書かれていました。
私のブログなんかは見てくださっている人数も限られています。立派なことはできません。
でも、誰か、一人の心にでも訴えかけることができれば、と思い、今これを書いています。
何もしないよりは、やったほうがいい。
「殺処分」についての署名活動をされている方がいます。(ジュルのしっぽ)
強制でも懇願でもありません。ただの紹介です。
が、もし、「私にも何かできることがあれば・・・」と思ってくだされば、
ここに簡単にできることがあります。
日々、とても素敵なブログを書かれています。是非、ご覧ください。
(ジュルのしっぽさんからの転載写真です。)
長文、乱文、最後まで読んでくださり感謝致します。
by haruuraranman
| 2009-07-12 03:06